虫よけ剤について

[スタッフブログ] [丸子店]

 前回のオリンピックでのジカ熱、数年前の代々木公園で見つかったことがニュースになったデング熱、またマラリアなど、蚊の媒介する病気があります。それでなくてもあの痒みは嫌なものです。これからの季節、蚊に刺されないために活躍を期待されるのが虫よけ剤です。
 虫よけ剤の成分は 「ディート」「イカリジン」「天然ハーブ系」の3つに分けることができます。
 「ディート」は古くから使われていて濃度12%以上が医薬品で、10%未満が医薬部外品と分けられます。濃度30%のものは12歳未満の小児には使用しないこととなっております。
12%以下の物も使用制限があり、6か月未満の乳幼児は使用しないこと。6か月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1~3回となっております。
 「イカリジン」は日本では2015年に発売された比較的新しいタイプの成分で「ディート」と違い、年齢制限がなく小さなお子さんからお年寄りまで使用可能となっております。こちらも5%のものと15%のものがあります。「ディート」もそうですが、濃度の違いは効果が強いわけではなく、持続時間の差とのことです。
 「天然ハーブ系」の物には、虫の嫌がる香りのハーブが使われており、「レモングラス」「ローズマリー」「ローズゼラニウム」「ミント」などの精油が使用されています。ご自分でも作ることができるようにホームページも検索されます。
 製品もスプレータイプ、ミストタイプ、ウエットティッシュタイプなどがありますので使用の際、迷ったらスタッフにお声がけください。

薬剤師 若林