春夏夏冬

[丸子店]

季節は初冬ですが、今年は残暑が厳しく、今も寒い日もありますが比較的暖かい日が続いています。日本は四季がはっきりしているはずですが 春・夏・夏・冬の3季になってしまったようです。
この秋は赤とんぼもあまり見られなく、その分蜉蝣が店の灯に引き寄せられてか多く見られました。そこで学生時代に読んだ、志賀直哉の「豊年虫」を思い出し、文庫本を引っ張り出し再読してみました。物語の舞台は戸倉上山田で、前半は運動場での小学校先生のベースボールや神社境内の様子、河原での焚火など、のんびりとした風景が語られています。後半は上田の町を人力車で周ったり、上田駅(停車場)や、千曲川を渡る帰りのバスからの、橋と蜉蝣の渦巻く様子が描かれています。戸倉上山田温泉の立ち寄り湯にはよく行きますが、今になり、物語の舞台となった昭和初期とそんなには変わっていない感じがしています。(豊年虫=蜉蝣)

薬剤師 若林